快適な住まい 木材の良さ
こんにちは。
アルボスの古谷です。
最近は5月に運動会のある小学校も多いようですね。
応援合戦の掛け声などを耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
先日は沖縄が梅雨入りし、台風第1号も発生しその後の進路なども気になるところです。
雨の季節が徐々に近づくのを感じながら、さわやかな季節をもう少し楽しみたいと思う今日この頃です。
さて、2月から3か月にわたり省エネ関係のお話をさせて頂きました。
2月:「省エネ性能表示制度」
3月:「パッシブデザイン」のご紹介「窓」の大切さについて
4月:「すまいの快適さと省エネ性能レベル」
特に前回は、断熱性能を高めることで具体的にどのくらい快適になるのか、数字と共にお話させて頂きました。
今日は少し視点を変えて、『快適さ』という視点から『木材』のもつ良さをご紹介させて頂ければと思います。
断熱性能はもちろん省エネを語るうえで大切な指標ですが、高断熱=快適とは言い切れません。
健康で快適な住まいには、『湿度』も大切な要素ですよね。
その湿度を調整してくれる建材のひとつに、『木材』がございます。
特に無垢の木材は、湿度が高い時には湿気を吸い、湿度の低い時には湿気を放出して室内を快適な湿度に調節し、カビやダニの原因となる結露を防ぐ役割も担ってくれます。
木材の良さは他にも挙げられます。
例えば木材は高音・中音・低音をバランスよく吸収して、ほどよい残響音を残すという特性を持っています。
劇場やコンサートホールなどで無垢の木がふんだんに使われるのは、音を聴きやすく、自然でまろやかに演出するための工夫なのですね。
また木に触れた時のあたたかみや自然の香りは、天然のセラピーのようで私たちの心を癒してくれ、その効果は実験的にも裏付けられております。
何より年月とともに育ってゆく色合いや風合いを楽しめ、愛着を持ちながら住まいを大切に暮らす日々は素敵ですよね。
お客様の中には、「無垢材は取り扱いが難しい」「メンテナンスがかかるのでは」などと避けられる方もいらっしゃいます。
無垢材にもいろいろな種類があり、お客様の暮らしに合った木材の取り入れ方がございますので、お気軽にご相談いただければと思います。
二級建築士
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