無垢の木は水に弱い??
こんにちは。
仙台市の【強くて賢い、おしゃれな木の家】
アルボスの家です。
アルボスの家では、床、階段に無垢材を使用しています。
当社の展示場も床材は本物の木の無垢材を使用しています。
当社の展示場をご覧になった方から、水をこぼした場合大丈夫てすか?
と質問される方も結構いらっしゃいます。
木は水に濡れるとどうなるのだろうと思ったことはございませんか?
木のスプーンやお椀は使って洗って乾かしてを繰り返しても問題ありません。
でも、木は濡れると腐るというイメージをもっている方って多いのではない
でしょうか?そこで、実際に木を水で濡らすとどうなるのか実験した記事を
ご紹介させていただきます。
実験に使用した板は3種類。いずれも「オーク」という木の表情を出したも
のです。上から見ると、どれも同じように見えますが、右端はオーク模様の
木目柄シートの板、左の2つは本物のオークの集成材です。
集成材はブロック状の無垢の木をならべてつなぎ合わせ、1枚の板にしたもの。
本物の木を暮らしの道具に仕立てるときは、最終的に表面に「塗装」を施す
ことが大半です。左の無垢の集成材は全ての面を塗装してあります。真ん中の
無垢の集成材は表と裏の2面のみを塗装してあり、側面は塗装していません。
水を入れたプラスチックケースの中に板を浸したらどうなるか実験しました。
この状態で3日ほど放置。
すると・・・
板の膨らみ方に違いがありました。
2面塗装の写真。
2面塗装は大きく膨らんではいませんが、少し歪んでいます。
水が浸み込んだ跡も見えて気になります。塗装していない側面から水が浸み込んで
表面がデコボコしています。
全面塗装は見た目には変化がないように見えますが、ぼこぼこしていて木目に沿って
少し膨らんでいます。
本物の木は乾かせばもとに戻る。
水に浸した板を60℃の乾燥機に入れ乾燥させると・・・・・・
乾燥機を使って乾燥させた結果、水の浸み込み跡や、水から取り出した直後に気になった
歪がなくなっているのがわかります。
左:2面塗装 右:全面塗装。どちらも左が水に浸けていないもの、右は水に浸けた後乾かしたもの。
水に浸していない物と並べてみても、区別がつきません。他に異常な箇所もなく、引き出しやドアに
使われていた板だとしても、このまま問題なく使用できそうです。
本物の木が膨らむのは、細胞が水を含んだから。
木にはもともと、水を通すための管があります。これを道管と呼びますが、この道管を通って水が浸み
込んでいきます。細胞には、水分を吸収したり放出したりするはたらきがあります。ですから、水を
吸って膨らんだとしても、その後、吸収した水分が細胞の外に放出されれば、細胞のサイズがもとに戻り、
板の膨らみや歪みがほとんどなくなるのです。
床などに水をこぼした場合は放置せず、水をふき取った後きちんと自然乾燥させれば問題なく使い続けられます。
アルボスの家で標準仕様として床材・階段材に本物の木の無垢材を使用しています。
木は濡らしたらダメと思っている方、実験結果から、濡れても乾燥すれば問題ないことが理解できたと思います。
本物の木の床・階段は熱伝導率が低く、他の素材に比べ暖かく感じますし、調湿効果もありとても快適です。
現在、新築をご検討中の方はぜひ、本物の木の床・階段を取り入れ快適な住まいを手に入れませんか?
キャンペーンも開催中です。どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
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